職人たちと検証を繰り返しながら、
現場で使える溶接技術を開発していく。

プロフィール

生産技術部技術研究開発グループ R.S

工学部マテリアル工学科2015年入社

顧客の要望に沿った溶接が可能か、その方法を検証していく。

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タンクは、大きな厚い鋼板を何枚も溶接することでつくっていきます。私は、その溶接技術に関する研究開発を行なっています。現在担当している業務では、まず、お客様からの要求事項をまとめて、従来からの規格材(鋼板、溶接材料)で対応可能かを確認します。通常の規格材ではお客様からの要望を満たすことができないと判断した場合は、材料メーカーに新たに材料を開発していただくこともあります。その場合、サンプルを製造していただき、それをもとに実際のタンク建設で使用する溶接工法で試験板を作製、要求事項を満たすかどうかを性能評価試験を行なうことにより検証していきます。

性能評価試験ではサンプル材が溶接しやすいかどうか、また、要求事項を満足する性能を持っているかの確認を行います。試験板は、熟練の職人さんに溶接作業と溶接のしやすさを評価していただいたうえで、強度、粘り強さ、曲げ性能、硬さなどの性能や金属組織などを総合的に判断します。これらの試験方法は大学で学んだ知識が基になっています。

報告書を書き上げたときは、卒論を提出したような気持ちになる。

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達成感を感じるのは、試験結果を報告書にまとめ終わったときです。報告書といっても、自分なりの考察を行い、使用方法などについて方向性を打ち出さなければなりません。時間も掛かる難しい作業ですが、つくり終わったときは、いつも手応えを感じます。今でも、書き終えたときは、卒論を仕上げたときのような気持ちになります(笑)。

また、私の仕事は研究室に閉じこもる研究ではなく、職人さんとコミュニケーションを取りながら進めます。現場に使えるものを出していくというのが大目的であり、いくらよい材料でも現場で使えなければ意味がありません。だから、研究部署にも職人さんがいるわけで、彼らの実作業に即した意見は、本当に勉強になります。

機会も豊富なので、海外の現場を経験してみたい。

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私は研究のための研究より、現場で何が必要で、何が問題なのかを知り、それを解決していく研究をしたかったので、今の仕事に大きなやりがいを感じています。 現在は、まだ研究について上司からお題をもらっている状態です。早く、自分でテーマを見つけて、報告書作成までを全部ひとりでできるようになりたいですね。将来的には、海外現場で実際に溶接に関わる仕事がしたい。幸い、海外に行く機会は、この会社は豊富ですからね。