トーヨーカネツの強みOUR STRENGTH

HISTORY

社会インフラの発展を
支え続ける事業。

社是「わが社は 常にすすんで よりよきものを造り 社会のために奉仕する」のもとおかげさまで80余年の歴史を刻んでまいりました。
その始まりは、1941年東洋火熱工業㈱として工業窯炉の製造・販売事業に遡ります。
戦後復興期の1950年にリベット式タンクに代わる全溶接タンクを日本で初めて製造・販売、1958年にはその技術が世界に認められ、日本初のAPI(米国石油協会)認定工場に指定されるなど、たちまちのうちに常温貯蔵タンクのトップクラス企業へと成長しました。高度経済成長期に石油などエネルギーの安定供給に対する需要が高まると、いち早く海外進出を果たし、中東やアジアで数多くのタンクを製造しました。そして、クリーンエネルギーとしてLNG(液化天然ガス)が注目され始めた1969年には、ブルネイ・ダルサラーム国でLNG向けの極低温貯蔵タンクを製造し、常温から極低温までの貯蔵タンクメーカーへと成長を遂げました。現在までに国内外で製造したタンクは5,700基余りで、その製造数は業界トップクラスを誇ると同時に、多くの国内製油所においてタンクメンテナンス事業を通して、今この時もエネルギーインフラを支え続けています。

一方、物流ソリューション事業は、1955年に土木建設工事用コンベヤの製造・販売から始まりました。折からの建設ブームに乗り、荷役作業の省力化・合理化の要望に応える形で事業が産声を上げました。その後、土木工事用コンベヤに加え倉庫内等で活躍する物流コンベヤへ領域を広げ、1971年福岡空港へBHS(手荷物搬送システム)を初めて納入し、現在では、日本各地の空港はもちろん、世界各国の空港にも評価、採用され、納入実績において国内トップシェアを誇っております。また、1981年に日本で初めて開発・販売したデジタルピッキングシステムが生協業界に採用されると、その技術は革新を経て、成長著しいEC分野にも拡大し、現在、多くの物流倉庫の省人化、省力化を支えるに至っております。

TECHNOLOGICAL
STRENGTH

先駆的な試みと
豊富な実績が培った技術力。

タンクメーカーとしてのコア技術は、優れた溶接技術にあります。人力によらない自動溶接の技術開発にいち早く取り組み、今もなお、高い技術を維持、蓄積し、各方面からの高い評価をいただいております。また、現在スタンダードとなっているタンク屋根建設の「エアレイジング」等の施工方法も、もともと当社の特許技術でありました。
それらの技術や品質の高さは、国内外での製造実績の多さが示しています。日本の厳しい基準対応はもちろん、文化や気候が大きく異なる地域での国際規格をクリアした高品位なタンクを提供し続けています。タンク新設に関しては、インドネシア・バタムに生産基地を持ち、高い品質とコストの効率化を図っています。タンクメンテナンスに関しては、自社製造のみならず、他社製造のあらゆるタンクに当社の技術力で対応しています。

物流ソリューションは、生協やECをはじめとする流通業界や空港業界、配送業界、3PL等を中心に仕分け、ピッキング、搬送システムの設計からメンテナンスまで、マテリアルハンドリング機器の開発や倉庫内物流を“止めない”技術の提案等を通してお客様の省力化、省人化ソリューションを提供しています。また、省エネ製品として開発されたエコロベヤ®は、エアコンプレッサの設置が不要でコストを低減、さらに分散駆動機能などで従来品に比べCO₂排出量70%削減(当社調べ)を実現しています。

CONNECTING
DNA

お客様に寄り添い、
つなぐDNA。

技術力や開発力をドライブし、成長路線を歩んできた中で、お客様の存在とパートナー企業との協働は、当社のかけがえのない財産であります。
タンクメーカーとして、総合商社やエンジニアリング会社、製造現場を支える協力会社とともに戦後間もない環境下で苦楽を共にしながら海外に進出しました。また、近年ではゼネコンとのコラボレーションで画期的な技術により世界一(建設当時)のタンク製造に携わるなど、多くの人の手を介し、エネルギーインフラを支える会社としてお客様と社会をつないできました。
物流ソリューション事業では、お客様のビジネスを深く学び理解し、設計・システム開発・制御・メンテナンス等に関わる多くのパートナー企業と協働することで、お客様の高いご要望に最良のソリューションでお応えすることに努めています。
みらい創生事業は、アスベスト、シックハウス、騒音、カビその他の調査・測定・分析等を行う環境リサーチ㈱、大気、水質、汚染物質等の計測機器保守・管理や環境アセスメント調査等を行う環境計測㈱、ウインチ、バランサ等を取り扱う産業機械メーカーであるトーヨーコーケン㈱、福祉関連施設等の設計建築や鋼管杭工事、ゴンドラ資材レンタル等の事業を行うトーヨーカネツビルテック㈱といった企業群で、安心・安全な環境に寄与することで人々の職場や暮らしをつないでいきます。
変化の速いビジネス環境、社会環境への対応を一緒に模索し、高いスキルをもった技術者たちと築いた厚い信頼関係とともにお客様に寄り添うことで数々のイノベーションを実現しています。

VALUE
CREATION

社会課題の解決を通じた
価値創造。

「少子高齢化に伴う労働人口の減少」は物流倉庫の無人化ソリューション技術の具現化による解決を物流ソリューション事業で、「カーボンニュートラル社会」はクリーンエネルギー社会の実現に向けた活動をプラント事業・次世代エネルギー開発事業で、「生活環境リスク」は多様でサステナブルな生活環境づくりを目指すみらい創生事業で、解決していきます。

トーヨーカネツグループは、“ACTION FOR THE FUTURE”のスローガンのもと、全社一丸となって社会課題解決に取り組み、これからもインフラを支え続け、社会全体の発展に寄与してまいります。